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お泊まりの朝は4

「すみません。無理を……させましたね」
「先生……」

バスタブの中で周平を前に座らせ、
優しく髪を洗ってやりながら、夕べからの行為を詫びる。
結局あれから何も口にすること無く、
気が付けば正午もとうに回る時刻……。
湯に浸かっていない細いうなじには、
痛々しい程無数に私が残した朱が散っていた。

「正直、こんな自分を持て余しています。
どうしてこうも、
君相手だと余裕が無くなってしまうのか……。
いつか嫌われてしまうのではないかと、不安にさえなります」
「そんなっっ!」
「!?」

周平はその言葉に弾かれたように振り向き、
私の胸に顔を埋めた。

「そんなこと、絶対ないです!」
「しゅう──……」

それはいつものおっとりとした口調では無く、
腕を掴む力の強さからも必死さが伝わってきた。

「たとえ先生が、
……その……どんなにスケベさんでも、
どんなにヘンタイさんでも、
僕は絶対に嫌いになったりしません!」
「周平……」
「何をされても、
絶対、絶対、ぜーーーーったい!
好きな気持ちは変わりませんから!」
「……本当に?」

周平は頭を泡だらけにしたままで、
こくんこくんと何度も頷く。
その動きで落ちた泡が背中に貼り付き、
私の天使に羽を創った。

「愛しています、周平」

天使の小さな顎を持ち上げ、唇を近付ける。
と、その時……、

ぐぅ──

「きゃっっ! お腹がっっ!」
「ふふ。かわいい音ですね」
「ご、ごめんなさい……」
「謝ることはありませんよ。
悪いのは私なのですから。
では今度こそ本当にご飯にしましょう」
「はい!」
「朝食はすっかり冷めてしまいましたので、
何か別のモノを……」
「いえ!
 僕、アレで……ううん、アレがいいです!」
「しかし……」
「先生の作ったモノは何一つ無駄にしたくないんです!
全部、食べたいんです!」

くすっっ──

「分かりました。
ではあの朝食に少し手を加えて何か作りましょう。
オープンサンドなんていかがですか?」
「はい! 僕も手伝います!」
「……いいんですか?」
「へ?」

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テーマ : 18禁BL小説
ジャンル : アダルト

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鳥舟侑理@長州ユーリ

Author:鳥舟侑理@長州ユーリ
鳥舟侑理@長州ユーリは、
官能BL小説家を目指す
ドSエロ番長です。

当ブログは、
ド下手な自作BL小説を
掲載しておりますが、
お恥ずかしながら
著作権は
放棄しておりません。
無断転載等は
ご遠慮ください。

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